Synology NAS上にWordPressを立ち上げる方法[保存版]

12/27/2018

どーも、ますだです。

四苦八苦し、なんとか一通りのセットアップを完了できた(はず)ので、防備録のためにもSynology NAS上にWordpressによるブログを立ち上げる方法をまとめました。

基本的な部分は、今回参考にさせて頂いたサイト様にお譲りし、特に私が設定する上で問題があった箇所、それの解決方法にフォーカスしてみたいと思います。

今回特に参考にさせて頂きましたサイト様:ホームネットワーク研究所様

Synology

設定の変更によって発生した問題については、当方で責任を負いかねますので、設定変更は自己責任で実施いただくようお願い致します。

自宅LAN外からアクセスできない

手順に沿って、Synology NAS上にWordpressを立ち上げます。まあなんと簡単。1時間もかからないでしょう。

しかし、自宅LANの外からは、立ち上げたはずのアクセスできない!!という問題に直面。

もう少し具体的に言うと、Wordpressの設定画面から確認できるサイトのアドレスが”http://192.16.1.XXX/wordpress”となっていて、自宅LAN環境下からはアクセスできるものの、同じアドレスを入力しても自宅LAN環境下外からはアクセスできない状況でした。

英語で検索をかけてみると、同じような問題で困っている人は結構いる様子でしたが、解決策まで示してあるページは見つけからず。。

詳しい方からすれば、そんなことも知らずに自宅NASでサイト運営なんてするんじゃない、と叱られそうですが、折角できるならやってみたい。ということで、本当に初歩的なところから調べながら、どうにか解決することが出来たので、いつか再設定しないといけなくなったときの防備録として、また同じ問題で困っている方のお役に立てるように。(記録してなきゃ絶対に忘れる自信有り)

インターネット・ネットワークの基本

IPアドレス

Webサービス(今回で言えばWordpressによるブログ)を提供する際、そのサービスを構築する為の情報・データは、世界のどこかのサーバー(コンピュータ)に置かれています。

アクセスする側の人は、その情報にアクセスする為に、その情報がどこに置かれているのか、”住所”を知る必要が有ります。インターネットの世界において、その”住所”が、「IPアドレス」になります。

IPアドレスは、世界中のコンピュータに被りなく割当てされる 「XXX.XX.X.XXX」という数字の組合せです。IPアドレスが分かれば、何処の住所を見に行けば良いか分かります。

・・・しかし、これだけでは、「なぜ、”http://192.16.1.XXX/wordpress”と入力してもアクセスできないの?」という疑問は解決しません。

次に、LAN (Local Area Network)と外の世界について理解しないといけないです。

内部IPアドレスと外部IPアドレス

広大なインターネットの世界への門番として家の出入り口の管理を行っているのが「ルーター」です。外の広大な世界に対するIPアドレス(外部IPアドレス)をこのルーターは持っています。

この外部IPアドレスが、外の世界に対して公開している住所に当ります。このアドレスを知っていれば、世界中の何処からでも自宅の玄関(ルーター)までは来ることが出来るようになります。

一方、外部IPアドレスに対し、ルーターより内側の世界(LAN内のネットワーク)はどうなっているかと言うと、LANに接続している各機器に対して、それぞれ個別のIPアドレス(内部IPアドレス)を割当てて、ルーターがそれを管理しています。

先の例として使った”192.16.1.XXX”というのは、LAN内部で使っている内部IPアドレスということです。電話の内線のようなイメージでしょうか。外向けには同じ外線番号でも、内線として、100番は野比さん、200番は剛田さん、300番は出来杉さん、と異なる番号を持っているイメージです。

では、なぜ、”http://192.16.1.XXX/wordpress”に外部からアクセスできないかと言うと、外からいきなり内線番号で電話をかけても直接担当者には繋がらないのと同じですね(と思って下さい)。

手順として、まず、外線番号でかけ、その後、内線番号に転送して貰う必要があるのです。

そこで、外部から外線番号にかかってきた電話を受け取って、内線番号に転送する役割を担うのがルーターとなります。

よし、大分分かってきた。

・・・ちょっと待って、でも世の中のウェブサイトのアドレスって、数字じゃなくて、”https://google.com”とか”https://www.yahoo.co.jp/”とかじゃん。これとは何が違うの?

はい、調べます(調べました)。

IPアドレスとドメイン名

数字の羅列って覚えにくいですよね(私も妻の携帯番号すら未だに暗記できません)。じゃあ覚え易い文字に変えましょう、ということで、「ドメイン名」が登場します。

IPアドレスとドメイン名は一対一で対応するので、IPアドレスが分からなくとも、ドメイン名をブラウザのアドレスバーに入力すれば、コンピュータは”このIPアドレス”の所に行けばいいんだな、というのが一意に分かるという仕組みです。

先ほど例で挙げた”https://google.com”や”https://www.yahoo.co.jp/”など、世間一般的に言う”ホームページアドレス”というのは、この”ドメイン名”を指すと言っていいと思います。

DNSとDDNS

先に述べた、IPアドレスとドメイン名を、一致させる仕組みをDNS(Domain Name System)と呼びます。

自宅で使用しているインターネットサービスでは、自宅のIPアドレスが変わることがあります。このようにIPアドレスが固定で無い場合(変わってしまった場合)でも、ちゃんと設定したドメイン名が最新のIPアドレス情報に紐付くよう、管理してくれるサービスが、DDNS (Dynamic Domein Name System)です。DDNSは後で出てくるので覚えて置いて下さい。

では、前置きはそろそろにして、どうすれば、問題が解決するかに進みます。

外部からアクセスできるようにする為の設定方法

DDNSの設定

Synology NASを使用されている方は、無償でDDNSのサービスを得られます。

設定方法は、ホームネットワーク研究所様のページを参照下さい。

SynologyのDDNSでサーバをアクセスする方法

この設定により、設定したドメイン名 (例: XXXX.myds.me)とSynology NASを置いてある自宅の外部IPアドレス情報の紐付け (DNS)のサービスをSynologyさんがやってくれるようになります。さらにDDNS ですので、自宅の外部IPアドレスが変わったとしてもちゃんと情報更新して管理してくれます。

世界中の何処からでもXXXX.myds.meとアドレスバーに入力すると、設定された外部IPアドレスまではたどり着けるようになりました。

しかしながら、その住所の中の誰宛なのか、内線番号までの自動転送までは設定されていないので、ルーター止まりとなってしまうので、これだけではまだ不完全です。

Synology NASに固定IPアドレスを設定する

これは先に述べたIPアドレスの内の内部IPアドレスの設定に当たります。NASの電源を切ったり、自宅LANネットワークへ再接続したりした場合に、自動でルーターから割当てられる内部IPアドレスが変わってしまわないよう、固定IPアドレスを割り当てておきます。

そうすることで、後から設定するルーター側の転送設定に影響が出ないようになる(はず)。

具体的な設定方法は、ホームネットワーク研究所様のページを参照下さい。

Synologyに固定IPアドレスを設定する

WordPressアドレスとサイトアドレス (URL)の変更

WordPressの設定=>一般設定から、Wordpressアドレスとサイトアドレス (URL)の変更を行います。

私の場合、Synology NAS上のWordpressアプリケーションから立ち上げたためか、Wordpressアドレスは変更できないようになっていましたので、サイトアドレス (URL)のみ、先ほど設定した、XXXX.myds.meに変更しました。(全ての設定が終わった後、再度確認すると、Wordpressアドレスも同じ”XXXX.myds.me”に勝手に更新されていました。)

Synologyの仮想ホスト機能を使ったサイトURLの変更

仮想ホストの設定

Synology Web Stationから設定します。

上記と同じページに説明がありますので、設定方法はホームネットワーク研究所様をご確認下さい。

これをすると何ができるようになるのか?素人の理解によるものですので、間違っていたら教えて下さい。

Web Stationにより、Synology NAS上に”Web”というフォルダが作成され、さらにWordpressのApplicationの立ち上げ時に、その”Web”フォルダ内に”wordpress”というフォルダを作成しました(これは皆さんのApplicationインストールの際の設定によります)。

これにより、内部IPアドレス”192.16.1.XXX”を持つSynology NASの中の、”Web”フォルダ内”wordpress”フォルダに辿り着けば、必要な情報が得られることになります。

外部IPアドレス=家の住所、内部IPアドレス=どの部屋か、フォルダの情報=どのタンスのどの引き出しか、というイメージです。

部屋に入ってきた人が必要な情報を得られるように、このタンスと引き出しの情報を登録しておく必要がありますので、該当のタンス・引き出しに”XXXX.myds.me”とラベルを貼っておきます。この時、フォルダ名のままでは、困るので、合わせて”ポート番号”を登録しておきます。そうしてあげないと、家の玄関にいるルーター君は、管理が出来なくなってしまうので。

なんとなく、わかったようなわからんような説明ですみません。。。

ルーターの設定

DDNSの設定により、ドメイン名を入力すれば、家の玄関であるルーターまで辿り着けるようになりました。部屋の中の何処のタンスに入っているかも設定できました。あとは、どの部屋にWebサービス(今回で言えばWordpressのデータ)が入っているかの設定してあげれば、外部からもちゃんとウェブサイトにアクセスできるようになります。

家(自宅LAN)の中からであれば、”http://192.16.1.XXX/wordpress”と入力すれば、部屋に繋がりました(なぜならアドレスに部屋番号(NASの内部IPアドレス)とタンスの名前(フォルダ名)が含まれているから)。外(外部ネットワーク)から”XXXX.myds.me”を頼りに辿り着いた人たちはどうすればいいのでしょうか?玄関でルーター君に部屋の番号を聞きますね。

ということで、来た人をその部屋(Wordpress上のブログ)に案内するようにルーター君に指示しておきましょう。

この辺から私の理解も及ばない部分が出て来始めたのですが、ポート転送、ポート開放と言ったりするようです。さらに困ったことに、これは、自宅で使用しているルーターによって設定方法が異なる為に、中々ネット上でもHow Toが見つかりませんでした。セキュリティ上の懸念も出てくるようですので、皆さんも良くご確認の上、設定を行うようにして下さい。

アメリカ在住中の私は、Verizonというインターネットプロバイダを使用しています。参考になるか分かりませんが、設定方法メモ代わりに記しておきます。

まずはルーターの設定画面に入ります。(普段自宅でインターネットをする時、こんな所に入ることは余り無いと思うので、まずここからどうやるのかわからない方もおられるかも知れませんが、、、説明は割愛します!ごめんなさい)

次に、Port Forwardingの設定画面に進みます。

“Create new port forwarding rule”で、新しいポート転送ルールの設定を行います。”Select IP from menu”をクリックするとプルダウンが表示され、現在LANに接続されている機器が表示されます。Synology NASを選択します。次に、”Application To Forward…”をクリックします。再度プルダウンが現れますので、”HTTP (Web Server)”を選択し、最後に”Add”をクリックすれば、新しいポート設定の完了です。

 

最後に

ここまで読んでいただき有難うございました。

以上、防備録を兼ねて、同じ問題で悩んでいる方のお役に立つことを願って。

 

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