写真や動画のデータ保存におすすめのNASを紹介
どーも、ますだです。
Synology社製NAS DiskStation 216jを2016年から使い始めて3年半が経過しました。
NASとは?
NASとは、Network Attached Storageの略称で、LAN上に接続して使用する外付けストレージです。
パソコン、スマートフォン、タブレット等、複数の端末からアクセスが可能です。
また、LAN外からでもインターネット経由でアクセスが可能となる機種もあり、その場合はネットに繋がってさえいればどこからでもデータにアクセスが可能となります。
自分専用のクラウドストレージみたいなイメージです。
従来の外付けHDDのようにHDDを持ち運ぶ必要もなく、必要な時に必要なファイル・データにアクセスが可能となります。
どうしてNASをおすすめするか?
3年半NASを使用していますが、もはやこれは手放せません。私がNASをおすすめする理由を3つ挙げてみました。
PC/スマートフォン/タブレット等端末のストレージ容量を少なくできる
PCやスマートフォンの容量を大きくしようと思うと、端末代が大きく値上がりします。
年々、PCやスマートフォンのストレージ容量は増える一方、例えば、256GBから512GBに増やせば数万円価格がUpなんていうことはザラです。
カメラの性能が上がって、写真や動画が綺麗になるのはいいですが、その分保存容量を食いますので、直ぐに端末の容量は一杯になります。
そんな時に、外部ストレージにデータを保存するようにしておけば、端末の容量は食わないので、ストレージは少なめの安価な端末を購入することが出来ます。
PCに関しては、一度SSDの快適さに慣れてしまうとHDDには絶対戻れません。SSDはやはりHDDと比べてまだまだ容量に対する価格が割高になってしまいます。なので、容量はある程度低くでもPC本体にはSSDを搭載し、写真や動画のデータ保存は外付けHDDに。さらにいうとNASに保存する、というのがコスパも良く快適にPCを使える選択肢になると思っています。
定期的に自動でバックアップが取れる
みなさん、パソコンやスマートフォンのデータはどれくらいの頻度でバックアップを取っていますか?
もし万一、PCがクラッシュしてデータが消えてしまったり、スマートフォンを紛失したりしても大丈夫ですか?
このデジタル時代、写真も全部データで残すことができますが、子供の成長を記した大事な写真が全部消えてしまった、、なんてことになったら目も当てられません。バックアップは定期的に取りましょう。
バックアップを取る際に重要なのは、「定期的に」、「自動で」、バックアップが取れるシステムを構築すること。
人間どうしてもめんどくさいことはやらないもの。「重要」だけど「緊急でない物」は後回しにしてしまいがちです。
私が使用しているSynologyのNAS DiskStation 216jでは、HDDを2枚セットして、RAIDを構築することが可能です。DiskStationに外付けHDDを接続して、そこにバックアップを取ることも可能。さらにGoogle DriveやAmazonプライムフォトなどの外部クラウドサービスへの自動バックアップの設定も可能です。もはや、思いつくこと、やりたいことはなんでもできる、と言っても過言ではないです(それは言い過ぎかw)
複数の端末からアクセスが可能
これはLANネットワークに接続しているNASならではのメリットです。今時スマートフォンは一人一台持っているでしょうし、パソコンやタブレットなど、1家庭に複数の端末を所有していることは普通のことだと思います。
通常の外付けHDDであれば、基本的に同時に接続可能な端末はUSB等で物理的に接続している1台のみとなるでしょう。NASであれば、複数の端末から同時にアクセスできます。もちろん、iPhoneやiPadなどからもアクセスできます。
設定によって、アカウントごとにプライベートなフォルダを作成することもできますし、みんなで使う共用フォルダも作成できます。
おすすめのNAS:Synology DiskStation DS2XXシリーズ
ここからは、私が実際に3年半使用しているNAS、Synology社製のDiskStation 216jについて紹介したいと思います。
後継機種も登場しており、DS218, DS220と同じ2ベイタイプの機種もリリースされております。
購入時に自分なりにリサーチをしてから購入しました。購入後の満足度は星5つです。
気に入っている点を3つ。不満に思う点も合わせて考えてみました。
見た目がクール
はい、この時代、見た目ってすごい大事です。こう言った家電系のデバイスって結構野暮ったいデザインのものが多かったりしますが、このSynologyのDiskStation 2XXシリーズは、シュッとしてる。結構インテリアにこだわるますだですが、このデザインなら見えるところに置いていても全然OK。むしろ見えるところに置いておきたいと思ってます。(最近は1歳の息子がスイッチを押したがって電源を切ってしまうので見えないところに隠していますがw)
UIが直感的で使いやすい
Windowsのエクスプローラー、MacのFinderいずれからも直接ネットワークドライブとして、フォルダに直接アクセスが可能ですが、Webブラウザでアクセス、操作が可能なUIが非常に便利です。
DiskStation Manager (DSM)と呼ばれるUIですが、Webブラウザから接続すると上のような仮想デスクトップが立ち上がります。
NAS上のデータへのアクセスの他、各種設定、アプリケーションのインストール・実行など、WindowsやMacのデスクトップと同様の感覚で直感的に使用することができます。
アプリケーションが豊富
これは本当にすごいな、と思っているのですが、Synologyからリリースされているアプリの他、サードパーティからリリースされているアプリまで、様々なアプリが使用可能です。上は私が実際にインストールしているアプリになっていますが、こんなもんではありません。もっと使いこなせている方はもっといろんなアプリを使用されているのだろうな、と思っています。
実際に私が使用して特に気に入っているアプリを3つだけご紹介します。
WordPress
右下にWorkPressのアプリがありますが、実際にこのブログは、このDiskStation DS216jをサーバーとしてホスティングしています。(以前立ち上げ方法を記事にしていますので、興味ある方は以下のリンクからどうぞ。)
Moment
Synology Originalの写真管理アプリです。Photo Stationというアプリもありますが、私は、Momentを使用しています。
割と最近まで、Macの純正アプリ”写真(Photo)”を使用していたのですが、OSがアップデートされる度にライブラリの再構築?が入り、めちゃくちゃ時間がかかることと、ライブラリの構築中に何か起こるとライブラリがぶっ壊れてライブラリが開けなくなることがあること(実際、過去数度発生しました)、ぶっ壊れたライブラリを修復するのにもめちゃくちゃ時間がかかること、からMacの”写真”アプリの使用はやめて、この”Moment”を使用し始めました。
移行してまだ半年程度ですが、現状問題なく使えていますし、気に入っています。
iOS, iPadOS用の同じく”Moment”というアプリがあり、それがまた非常に便利。結局写真ってパソコンに入れてても、データばかり溜まっていく一方で、あまり見返す機会って少なかったのですが、スマートフォンやiPadから見られるようになったことで、写真を見返す機会が増えました。
当然データはNASにあるので、共用フォルダに入れた写真はみんなが見ることができますし、それぞれに設定した別のフォルダでプライベートな写真を保存しておくことも可能。
機能としては、Macの写真アプリに近い機能が入っていて、自動的に人物を検出して分類してくれます。
DS Note
プライベート版Evernoteと言って良いと思います。
スマートフォン用のアプリもあります。スマホで見ていたWeb siteの情報をWeb クリッピングしておいて後から参照することも簡単にできます。
不満な点
それほど不満な点、ないのですが、発売からすでに3年以上経っていることもあり、まあもう少しファイルのアップロード速度が上がらないものかな、と思ったりしてます。これは、我が家のLAN/WiFiの速度にも影響されている部分があると思うので、一概にNASのせいとは言い切れないのですが、スペックの上がった後継機種だとどうなるのかな、とか気になったりしています。
むしろ、WiFiのルーターを買い換えた方が改善するかもしれないですが(インターネットプロバイダ提供のただのルーターを使っているので)。
最後に
動画編集とかもやってみたいと思って、昨年iMacを買ったりしたのですが、子育てに精一杯でなかなかできていません。動画編集とかし始めたらまたもっと色々な活用方法が出てきたりするのかな、なんて思ってます。
コロナウィルスの影響が拡大しています。みなさんも気をつけてくださいね。
ますだ
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