アメリカと日本、生活費を比較してみました

03/17/2020

どーも、ますだです。

社会人になってからこれまでずっとエクセルベースで家計簿をつけています。アメリカでの駐在生活も3年目を迎え、データが2年分取れたので、日本での生活費とアメリカでの生活費を比較してみました。(2019年4月追記:アメリカ生活3年分のデータを反映させた最新記事はこちら

同じアメリカでも地域によっても必要な生活費は異なると思いますが、あくまで一例として、アメリカ駐在員の生活費がどんなものなのか知りたいという方の参考になれば幸いです。

データを見る上での参考情報は以下の通りです。

日本 アメリカ
データ期間 36ヶ月(2013.04-2016.03) 24ヶ月(2016.04-2018.03)
家族構成 妻と2人暮らしの30代夫婦 妻と2人暮らしの30代夫婦
収入 共働きのダブルインカム 妻は専業主婦
住居 持ち家無し・賃貸住宅 持ち家無し・賃貸住宅
住所 日本国内地方都市 アメリカ 西海岸=>東海岸
自動車 2台 2台

・$1=105JPYで計算しています。

固定費:19万円 vs. 55万円 (293%):およそ3倍に。

まずは固定費です。どん。

住居費(家賃・共益費・自治会費):¥62,000 vs. ¥285,000 (458%)

何はともあれ、ここが一番の大きな差になります。アメリカ国内の地域による差も勿論ありますが、私の住んでいた・住んでいる地域の家賃がアメリカ国内でも家賃相場の高いエリアである為、住居費は日本にいた頃の4.5倍というとんでもない結果に。

しかしながら、海外赴任中の住居費は会社負担となるので、実質な自己負担としては、月6万円弱支払っていた住居費が浮いていることになります。これはとても助かります。

光熱水費(電気代・ガス代・水道代):¥14,500 vs. ¥15,000 (103%)

光熱水費のトータルとしては微増。3%差なのでほぼ同じと言って良いでしょう。項目別では、以下の通りの結果になりました。

・電気代:128%でアメリカの方が高い

・ガス代:59%でアメリカの方が安い

・水道代:137%でアメリカの方が高い

電気代は、空調(冷暖房)の必要性によって大きく左右されるので、地域による差が大きいように思いますが、気候のよい地域に住んでいた期間を含めてもまだ尚、アメリカの方が高いので、電気代は日本にいた時より多くかかっているように思います。ただ、部屋が広くなっている点、セントラル空調になる点は条件として違いが有るのですが、それも含めて必要な経費と考えればやはり日本にいた時より電気代はかかるのかな、と。

ガス代については、都市ガスでない地域に住んでいたので割高だったこともあり、それと比較するとアメリカの方が安いという結果となりました。

水道代が一番差が大きいというのは以外でした。浴槽にお湯をはって入る回数は減ったと思うので、アメリカの方が単純に高いのかな、とも思っていますが、意外と逆にシャワーの方がお湯を使う量が増えているのかもしれません。使用量まではトラックしていないのでなんとも言えませんが、金額として高いのはアメリカ、という結果でした。

通信費(携帯代・インターネット/ケーブルテレビ):¥19,000 vs. ¥16,000 (86%)

通信費トータルでは、日本にいた頃の86%と節約に成功しています。

内訳を見てみましょう。まず一番大きいのが携帯電話の使用料金。日本では、私と妻の2台分の契約となっていましたが、現在は私は会社支給の携帯があるので、1台のみの契約ですんでいます。さらに、妻はSIM FreeのiPhoneに格安SIMの契約となるので、費用も抑えています。

日本にいた頃は、ケーブルテレビ・BS/CS放送等の契約は行っておらず、インターネットのみ加入でしたが、アメリカでは地上波放送がしょぼ過ぎるので、多くの家庭がケーブルテレビの契約を行っている状況です。有料放送なのにCMは入るという不思議な感覚です。私は専らスポーツ番組(メジャーリーグ、NBA、アメフトなど)を見るばかりです。その為、ネット・TVのトータルとしては、日本よりも高く付いています。

日本の携帯料金は高い!何て話も聞きますが、感覚的にはアメリカも似たような物だと思います。

保険料(医療保険・生命保険):変わりなし

私の生命保険料、妻の医療保険料です。これは、データ収集期間の途中から保険に加入した為に、数値上月平均で差が出ていますが、内容自体は変えていません。特にここでは意味の無いデータですみません。

自動車関連費用:¥64,000 vs. ¥208,000 (323%) => 特筆すべき自動車保険(任意保険)

まず、日本にいた頃は駐車場代を家賃の他に月6,000円支払っていましたが、アメリカでは家賃に含まれている住居に住んでいる為、実質の自己負担はゼロとなりました。月6,000円の差は地味に大きいですね。

次に任意保険。これが現実的に、一番日本とアメリカで大きく差がある出費のように思います。アメリカは自動車社会ですが、事故も多く、その分保険料が日本と比べると高いようです。保険料の割りに保証内容は今ひとつであったりしますので、保証内容は良く確認して加入する必要があります。もちろん加入しないわけには行きませんので加入しますが、改めて比較するとその差が見えますね。日本で加入していたのが会社の団体割引2.5倍近くの差があります。

高い自動車保険料の割引を得るTipsとして、Defensive driving courseを受講するという方法があります。オンラインで受講可能な安全運転講習を受けると、州によっては保険料の割引が得られます。記事を書いたのでよければ参考に。

Defensive Driving Course受講による自動車保険料割引方法について

税金・車検・修理費関係については、アメリカの方がかなり低くなりました。これは、アメリカでは車検に関わる費用が大幅に安いためだと思います。日本でも、セルフ車検(陸運局に自分で持ち込んで検査を行う)というのをやると大幅に車検費用を節約できるそうですが、たいていの方は車屋さんに依頼することが多く、費用も結構掛かるケースが多いと思ってます。余談でした。

車両代金・ローンに関しては、データ算出期間中、日本では1台(36ヶ月)、アメリカでは2台(24ヶ月)を購入していますので、その費用が月割りされて数字に表れています。あまりここは参考になりませんので、気にしないで下さい。この辺を上手く原価償却費的な考え方で家計簿に組み入れられたらいいのに、とも思いますが、そこまで会計知識もなく、ただ記録をつけているだけなので、とりあえずそのまま数字を入れました。すみません、また余談でした。

奨学金返済:変わりなし

自分と妻の2人分、毎月奨学金を返済していますが、赴任前後で代わり有りませんので、特にここでは意味の無いデータです。

生活費:¥96,000 vs. ¥122,000 (127%):3割弱アメリカの方が生活費は高い。

皆さんが興味のある内容はこちらになるかもしれません。生活費について見てみましょう。

食費:¥18,000 vs. ¥32,000 (178%)

主にスーパーで購入する食材に関する費用です。178%と2倍までは行かないものの、大幅に増えています。野菜・果物などは、むしろアメリカの方が安いと感じることもあります。また量も/lbで好きな量・必要な分だけ購入可能なお店も多く、便利な点も有ります。

しかしながら、問題は日本の食材です。日本食スーパーで購入すると、日本で購入する価格の2から3倍(体感ですが)する感覚です。安売り価格でも、1.5倍はするといった感じです。

例えば、納豆3パックセットが特売で$0.99、普段だと$1.5から$2とか。カップヌードルも特売で$1.5といった具合です。

近所ではないので頻繁には買いに行けませんが、やはり日本の食材を手に入れようと思ったら割高になり、食費も上がってしまうように思います(それでも食べたくなるので買ってしまうのですが。。)。

昼食:¥3,500 vs. ¥16,000 (454%)

日本にいる頃から、基本平日のお昼はお弁当を作って貰っているので、内訳としては週末の外出時のランチ代が主です。日本で昼ご飯を外で食べると言えば、ラーメンや牛丼屋、パスタ・うどんなどが多かったのですが、二人で食べても1,500円程度だったでしょうか。アメリカだとたいした物を食べなくても一人$13ぐらいは掛かるので、倍ぐらい掛かるイメージです。

また、日本であれば会社の食堂もありましたので、弁当のない日でも安く済みましたが、こちらのオフィスにはそんな便利な物はありませんので、弁当がなければ外食になります。毎朝何も言わず弁当を用意してくれる妻に感謝です。。

外食:¥7,200 vs. ¥20,000 (281%)

普段から外食は少ない夫婦ですが、それでもやはり、これだけの差が出ました。3倍弱。日本から出張者が来た時の食事は致し方ない部分がありますが、それでもやはりアメリカで外食すると高くつきます。夕食+1杯ビールですぐ$30を超えてきます。

日用品:¥10,000 vs. ¥15,000 (145%)

ティッシュ・トイレットペーパーなどの衛生用品、シャンプー・ボディソープなどの洗面用品、その他ざっくり言って「ホームセンターで買うような物」を日用品として計上しています。アメリカは、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品がとても高い印象を持っています。シャンプーなんかも高いですが、容量が大きく長持ちするので、この辺トータルとしてどうなのかははっきり分かっていないです。ただ、結果として数字上145%となり、日用品に1.5倍近くかかっていることが分かりました。

ガソリン/交通費:¥12,000 vs. ¥10,000 (82%)

ガソリン代、電車代、高速代、その他移動に関する費用をここで計上しています(ただし旅行の費用は、別途特別支出で計上)。日本でもアメリカでも、車社会の地域に住んでいます(した)ので、基本は、ガソリン代がメインの出費項目です。

さすがは自動車大国アメリカ。ガソリン代は日本と比べて安いです。$2-3/ガロンなので、$0.52-0.79/Lぐらい。リッター100円を切る感じです。計算してみると思ったほどじゃないですね。感覚的にもっと安いと思っていました。でもまあ、今日本はガソリンいくらぐらいでしょうか?125円/Lぐらいですかね?であれば、30%以上は安い計算ですか、そんなもんですかね。

美容・健康:¥12,000 vs. ¥5,700 (48%)

散髪・妻の美容院・化粧品・薬・病院関係の費用を計上しています。日本にいた頃と比較して48%と大きく下がっています。半分以下です。しかしこれは余りポジティブな理由ではありません。

まず病院。アメリカに来てから一度も現地の病院にかかっていません(Baby出産準備関連は除きます)。理由は面倒だから。

次に、床屋・美容院。これも現地では一度も行っていません。妻も私も。理由は、良く分からないし、ちゃんと切ってくれるか不安だから。日本に帰ったときに行くか、自宅でカットするか、になりますが、日本にいた頃と比べて必然的に行く頻度は減りました。

妻の化粧品、医薬品関係は大きく変わっていないように思います。

交際費:¥22,000 vs. ¥12,000 (56%)

プレゼント、飲み会等をこの項目で計上しています。

日本にいた頃は毎月のように飲み会がありましたが、こちらでは余りそのような機会はなく、出張者が日本から来た時の夕食程度のものです。平和。笑

被服費:¥11,300 vs ¥11,100 (98%)

洋服、靴、その他衣服関係をこの項目で計上しています。98%とほぼ同等の結果となりました。ユニクロなどをアメリカで買おうとすると高くつきますが、現地のブランドをアウトレットなどで購入すれば、衣類関係は日本と余り変わらない値段で変えるように思います。

また余談になりますが、アメリカのブランド品(CoachやKate Spade等)は、日本で買うのが馬鹿らしくなるぐらい、安く購入できます。アウトレットで60%OFF, 70%OFFのセールを良く見かけます。買い物好きな方にとっては天国かもしれませんね。

生活費トータル:¥96,000 vs. ¥122,000 (127%)

生活費トータルとしては、127%で3割弱の増加という結果となりました。やはり日本よりアメリカの方が物価が高く、自ずと生活に必要な出費も増えることがわかりました。

それほどカツカツな生活を送っていませんし、やり方によってはもっと節約も出来るかと思いますが、それほど贅沢な生活を送っているつもりもないので、簡単に減らせるかというとそれもまた難しいかもしれません。ごく普通の夫婦二人暮らしでこれくらいかかるものと、あくまで一例としてみて頂けたらと思います。

余談ですが、私の会社では、駐在員の給与に関して、購買力保証という考え方に基づき、JCOL指数というある調査会社の調査結果に基づく指数を使用して現地給与が算出されています。単純に円をドルに換算するだけでなく、この指数をかけることで、ちゃんと物価の差は考慮して、給料算出してますよ~という体です。ちなみに2017年は1.34という指数でした。この指数に関しては、交渉の余地もなく、会社にとって都合のいい数値を使っているんだろうなーなんて思っていましたが、これで行くと一応それなりに物価の差はちゃんとカバーされているのかな、という気がしてきました。

最後に

如何だったでしょうか?私自身、ここまでちゃんと細かく比較を行ったことがなかったので、家計見直しの良い機会になりました。アメリカでの生活費がどの程度になるか知りたい、という方の少しでもお役に立てたら幸いです。

ご質問等ございましたらコメント欄にお願いします。可能な範囲でお答えできればと思います。

ますだ

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